こんにちは、渦波です。
11月終わりの週末、以前から計画していた離島で一泊二日の遠征へ友人たちと計5人で行ってきました!
今回の遠征に選んだのは佐賀県は唐津市呼子町から連絡船の出港している「加唐島」です!
今回のターゲットはアジ、ヒラスズキ、青物です!

友人たちとは糸島の釣具店で集合し、福岡在住3人組と下関在住の渦波&広島在住の友人の2人組の計車2台で呼子へと向かいます。僕は広島在住の友人が下関に前日入りして一緒に乗せていって貰いました(笑)。
加唐島
今回の遠征の舞台である「加唐島」は佐賀県唐津市呼子町に属する玄界灘に浮かぶ小さな有人島です。猫たちが多く暮らしていることから通称「猫島」とも呼ばれているそうです。
ここで、釣り人の皆さんには注意が必要です!
加唐島では4月から11月の期間でイカを釣ることが禁止されています!禁漁海域は港内を含む漁港周辺ですが詳しくは佐賀県内の釣具屋、佐賀玄海漁協漁場管理委員会などにお問い合わせ下さい。
加唐島には唐津市呼子から加唐島汽船「かから丸」に乗り約17分で到着します。

準備
さて、早速連絡船に乗り込み加唐島へと渡るのですが、なんとこの加唐島にはコンビニはおろか自動販売機もないのです(笑)。流石離島!
というわけで、食料調達は最寄りのスーパーである「まいづる百貨店 まいづるナイン呼子店」で行いました。
僕たちは呼子を15時に出船する便に乗船したので、お茶やスポーツドリンク等の飲用水、夜と翌朝用のカップ麺、お湯を沸かす用の水、それに夜中に食べるおにぎりやパンなどの軽食を各自買い込みました!
なかなかな大荷物となりましたがこれで準備完了、連絡船へと乗り込みます!

一泊二日の釣行!
出船から20分弱で無事に加唐島へと到着しました。
加唐島漁港の先端付近で陣取り釣りスタートです!

最初は持ち込んだすべてのタックルを組み立てていきます。持ち込んだタックルは3本、アジングからライトなショアジギングまでを用意しました。
到着〜夕マヅメ
まだ夕マヅメというには早い時間、まずはキジハタなどの根魚を狙ってワインドから始めてみます。 すると開始一投目で友人にヒット!

27cm程のキジハタでした!
他の友人はドラグの鳴る大物のヒットで…

33cmの良型キジハタをキャッチ、自分もワインドを試してみるとヒット!

20cm超えのカサゴでした。
その他にも…


薄暗くなるまでヒットは続き、リリースサイズ混じりに、ぼちぼち釣れてくれました。
夕マヅメにはジグで青物を狙ってみましたが反応が全く無かったのですぐに諦めてしまいました(笑)。
夜…
ここからは本番と言っても過言ではない離島のナイトゲーム、アジやシーバスをメインターゲットにアジングからスタートしていきます!
天気予報に反してそれなりに風があり少々アジングには難しいコンディションでしたが、港内側の常夜灯の周りならば釣れるはずと祈りながら表層からボトムまで探っていきます。
最後にワインドでカサゴを釣ってから早2時間半…誰にも魚が釣れずに時間だけが過ぎていきます。
そんな中、水面でようやくパチャっと跳ねた音がしたので表層をスローリトリーブしていくとコツンッとヒット!


思いのほか良型で一安心、この後は時速3匹のペースで誰かしらにヒット!


バラしやムツも混じりましたが、23〜25cmの良型アジを5匹ほど追加に成功!
魚の活性も気温も低く、そうなると必然的に人間の活性も低くなり、みんなの体力が限界になってきていたのでここでカップ麺を晩御飯に休憩を挟みました。
なんとか気力を回復させ、釣りを再開し色々なところをアジングやワインド、バイブレーションなどで探ってみますが反応はありません…
唯一反応のあったキビナゴのぶっ込みでは…

なんとも微妙なカサゴのみ、友人たちは何か釣れているかなと振り返ると…

誰も釣りをしておらず、このように眠気と寒さで完全にダウンし始めた友人も現れ諦めムードに(笑)。
頼みの綱のキビナゴのぶっ込みもほとんどアタリがないか釣れてもカサゴという状況、アジングなどのルアーははほとんどアタリなし、泳がせは餌が釣れず…
今夜の加唐島はなかなか厳しい模様です。
その後も一人で港内を探索し、なんとかアジングで魚の顔を見ることが出来ました。



なんとか手に入れた15cm程の小アジを泳がせてみるとなんとすぐにアタリが!!!
逆転勝利かと思いきやまさかの犯人はイカ、頭だけ噛じられて帰ってきました。もはや打つ手なし…
朝マヅメ
流石に心が折れてしまい自分も少し休憩をして、気付けば時刻は午前5時。夕方にサビキ釣りをしていたおじ様方がまだ暗いうちから準備をしに港へ戻ってきました。どうやらテントを建てて皆さんしっかり寝ていたみたいでした。
堤防で寝る友人たちを尻目に自分も活動開始!
この人たちが動き出すということはアジが釣れ出すという事かと思い自分も早速アジングを再開、サビキ釣りの人達はぽつりぽつりと良型のアジが釣れますがアジングにはノーヒット。次第に増えだした同じ考えで動き出した他のアジンガーも誰一人として釣れていません。
サビキ釣りの人たちが釣れているところから少し離れてアジングで反応するアジを探し港内を隈無く探り回っていると、午前6時半前くらいにようやくヒット!

やっと良型のアジが釣れました!
ようやくのそのそ起きてきた友人たちを呼び場所を譲るとそこからはバタバタと1投1ヒットのペースでヒット!



時合は短く10分ほどでしたが大型アジのヒットによるブレイクもありましたが、24〜31cmの良型アジを全員で10数匹を釣り上げることができました!
アジの時合も終わり、港内は落ち着いてきたので最後は港の先端の外海側でショアジギングをしていきます。自分を含めて全員があまりヘビーなタックルは持っておらずPE1号ほどのライトショアジギングで狙っていきます。
射程圏内でブリらしき魚が時折ボイルしていますがジグには一切反応がありません…
それでも黙々と投げ続けていると突然港内でナブラが発生!!!
急いで投げ込むと自分にヒットするも即バレ(泣)…
同時に投げていた友人の一人もヒット!!!
長時間ファイトの末上がってきたのは…マグロ?!

まさかまさかのショアマグロ、これはコシナガマグロのためお持ち帰り!!!
堤防からマグロが釣れるなんてやはり離島、夢がありますね!!!
その後も至る所でコシナガマグロたちがぴょんぴょんと跳ねまくっていますが食い気はあまりないのかなかなか釣れず…
諦めムードが漂っていた中、ちょうど先端でタバコを吸っていた友人のかなり近くでまたまたかなり大規模なナブラが発生!!!
大声で呼びかけキャストするように指示したところで一発ヒット、またまた長時間ファイトの末、無事ランディングに成功しました!!!

少しサイズダウンのコシナガマグロでした!
こいつはまさかのお腹にスレ掛かりで上がってきてました、やはり食い気はあまり無いみたいです(笑)。
二匹目のコシナガマグロのランディングに成功したのが午前9時半ごろ。予定では8時50分の便で帰るつもりでした。コシナガマグロのナブラに夢中になるあまり、予定していた帰りの便の時間を過ぎてしまいました(笑)。
日中〜帰宅
午前10時を過ぎると流石にナブラも起きなくなり、ライトショアジギングではチャンスが無さそうな雰囲気になってしまいました。次の便が午後1時発だったので片付けの時間も考えてお昼前くらいまで釣りをすることに。釣れそうなターゲットということで根魚狙いをしてみることにしました。
友人たちが港内でリリースサイズを含めて数匹のキジハタがヒットする中、自分にはノーヒットの時間が続きます。
それならば誰もしていないところを探ってみようと思い風が強く難しくはありましたが外海側を攻めていると、ようやくヒット!

キジハタの28cm、この遠征で自分は初のキープサイズなキジハタでした。
この後もリリースサイズはヒットしたりしましたが追加はなく、午前11時半頃に気持ち早めの納釣となりました。
午後1時、荷物を連絡船に積み込み帰ります、20分ほどで帰ってきてしまいました。もう遠征が終わったと思うと楽しい時間は短いと切に感じます。

離島では結局カップ麺くらいしかまともなものを食べることができていなかったので、解散前に友人おすすめのうどん屋さん「牧のうどん」さんへ。

美味しいうどんで身体も暖めたところで、解散!!!
最終釣果!
さてさて、気になる今回の友人たちとの計5人の釣果がこちら!

渋い時間も沢山ありましたがお持ち帰りとしては最終的に、キジハタが6匹、カサゴが6匹、ムツが3匹、マアジが16匹、コシナガマグロが2匹、という釣果になりました!!!
渦波の個人的な釣果としては、キジハタ1匹、カサゴ2匹、マアジ8匹でした。もっと色々なキープサイズの魚を釣りたかったところです。
今回はブリやヒラマサの青物、シーバスやヒラスズキが釣れてくれなかったのが少し残念でしたが初の離島遠征としては十分に楽しませていただきました、また他の離島も早く行ってみたいです!
釣果で料理!
釣れた魚たちはコシナガマグロは釣った本人が、その他の魚はみんなで話し合って良い感じになるように分配しました(笑)。
帰宅したその晩に僕と広島在住の友人とで、コシナガマグロ、キジハタ、カサゴ、ムツ、マアジを料理していただきました!

なかなか豪華な晩御飯です!
マアジは姿盛りとアジフライ、骨煎餅にしました。


キジハタは薄造り、カサゴとムツは炙りに。

コシナガマグロは刺身盛りとカルパッチョで。


どれもとっても美味しくいただけましたが、秋も終わりかけて脂のバチバチに乗ったコシナガマグロが抜群に美味しかったですね。そして、マアジはサイズの割に脂はなく刺身よりもフライが正解でした。
遠征を終えて…
今回、佐賀県は唐津市呼子町「加唐島」へと一泊二日の遠征をしてみました。
初の試みということでやはり足りない装備や釣具も多く準備不足は否めない釣行となりました。
例えば僕たちは寒空の下、釣りが渋い時間は何もできず凍えていたのですが他の釣り客はほぼ全員がテントや寝袋を持ってきていました。秋以降は防寒対策も必須です。食料もクーラーボックスやバケットに入れて持ち歩きましたがリュックやカバンなどもう少し荷物を入れておける道具が必要と感じました。
しかし、離島とはいえやはりショアはショア、普段の釣りがそのままできるので敷居は低く誰でも楽しめる手頃な遠征だと感じましたよ!
是非、皆さんも離島での釣りを楽しんでみてください、そしてなるべく離島や連絡船の属する市町村でお金を使ってくださいね(笑)!
長いブログでしたが閲覧ありがとうございました、それではまた次回のブログでお会いしましょう!


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